2023.01.16

【飛行機・フライト】国際線乗り継ぎで注意したいこと

乗り継ぎに余裕を持って予約する

実際に乗り継ぎ時にはどの程度余裕が必要でしょうか。国際線の乗り継ぎには最低でも2時間は必要となり、航空券を自己手配する際は乗り換え時間を考慮した余裕のある便を選択することをお勧めします。

乗り換え前の便が予定通り到着すれば問題ありませんが、何かしらのトラブルにより到着が遅れる場合もあります。原則として、航空機の遅延により乗り遅れた場合にも補償は受けられませんのでご注意ください。

また、乗り継ぎ先の空港での荷物の預け直しについても予約前に確認が必要です。予約した便や乗り継する先の空港によっては荷物預けに時間を要したり、荷物預けの場所が離れている場合もあります。

以上のことを踏まえて、国際線の乗り継ぎを予約する際は乗り継ぎ時間を自動計算する予約サイトなどを利用するのもお勧めです。

乗り継ぎ用の搭乗券を受け取る場所を確認する

国際線の乗り継ぎの際に忘れてはならないのが予約した航空券の受け取りです。せっかく余裕をもって乗り換え便を予約したのに、「搭乗手続き直前に航空券の受け取りを忘れていた」「受け取り場所を探していたため、乗り継ぎに間に合わなかった」なんてトラブルにならないように確認しましょう。

特に乗り継ぎの前後で別の航空会社を利用する際には注意が必要です。乗り継ぎの前後で同じ航空会社を利用する際は、出発空港にて乗り継ぎ便の航空券を発券することが可能ですが、別会社の場合には乗り継ぎ先の空港で発券が必要となります。まずは発券する場所を確認することが必須となります。

更に、乗り継ぎ先の空港で航空券を発券する際は、一旦入国する必要があります。入国するとなると、入国審査や荷物の引き取り、その後は乗り継ぎ便へのチェックインや手荷物検査、再度の手荷物預けが必要となります。

乗り継ぎ先での搭乗券の発券有無によって、手続きの流れが大きく変わりますので、乗り継ぎ先空港で搭乗券の受け取る場合は、スマホなどで海外の空港の構内図を調べておくなど、事前にチェックしておきましょう。

使用する航空会社が異なる場合

「本当は同じ航空会社で乗り換えをしたかったけど他社便を使用することになってしまった！」ということもあるかと思います。そこでここでは他社便へ乗り換える際について記述していこうと思います。

まず他社便へ乗り換える際は乗り継ぎ空港で入国が必要となる場合があります。空港によっては入国が不要となる場合もあります。一旦入国が必要な場合は、乗り継ぎの列へは進まず、非居住者の列に並び入国審査を行います。

こちらもケースバイケースとなりますが、乗り継ぎ先空港で預けた手荷物の受け取りが必要な場合があります。誤って自分のものではない手荷物を受け取ってしまい、トラブルとならないないよう、受け取り時には間違いなく自分の荷物かをよく確認しましょう。

その後は乗り継ぎカウンターでチェックインとなります。こちらで次の目的地までの航空券を受け取る場合もあるため、チェックインしたからといって油断をせずに受け取りを忘れないようにしましょう。

一旦乗り継ぎ先の空港にて入国された方は、乗り継ぎ便に搭乗するためには出国が必要となります。こちらも時間を要する可能性が高いため、時間には余裕をもっておきましょう。

乗り継ぎに失敗してしまった場合

どんなに事前準備をしていても「乗り継ぎに失敗してしまった！」ということもあるかと思います。海外で乗り換えに失敗してしまうとパニック状態になってしまうかと思いますが、そのためにも事前に、仮に失敗してしまった時の対応を考えておきましょう。

まず乗り換え前後で同じ航空会社を利用した際は、航空会社から補償を受けられる場合もありますので、航空会社のスタッフやカウンターに確認しましょう。反対に、個人で別の航空会社で予約した場合は残念ながら補償を受けることができません。

特に、利用した航空会社がLCC（格安航空会社）の場合は、遅延や欠航についての補償がないことがほとんですので、注意が必要です。

乗り継ぎ前の便の遅延など、例え搭乗者の責任ではなかったとしても、補償を受けることはできません。このような事態に陥ってしまった際はチェックインカウンターなどで振替便の交渉をすることとなります。振替便が見つかれば問題ないですが、バカンスシーズンは混雑していることもあり、場合によっては半日以上待機させられることもあります。

航空券の払い戻しもできず、乗り継ぎ先の空港で想定外に待機させられることは非常に大変です。こうならないためにも、余裕をもった乗り換えと、もしもの時の対応を知っておくことが大切です。