2023.02.27
【危険】スーツケースでエスカレーターに乗る際の注意
スーツケースによる事故は意外と多い!?
スーツケースが原因となる事故は毎日起こっています。持ち歩いていると忘れがちですが、たくさんの荷物の入ったスーツケースは重く、ぶつかれば危険な衝撃を与えるものなのです。
たとえばエスカレーターでスーツケースを置いたとき、手を離してしまうと危険です。エスカレーターは安全な乗り物ですが、完全に無振動ではありません。スーツケースがぐらついて落下し、エスカレーターの高さで加速して、下にいた人にぶつかってしまう、そういった事故がたびたび起こっているのです。
命の危険まで考えられる事故です。大きな事故にならかったとしても、人に被害を与えれば損害賠償が必要になります。人ではなく、誰かの物や、建物を破損してしまった場合も、賠償する責任が生じてしまいます。ちょっとぶつかっただけ、ではすまないのです。
しっかりスーツケースを握っている場合でも注意は必要です。スーツケースは大きなものですから、持ち手の部分と一番端の部分はとても離れています。手元で少し動かしただけでも、その先で人や物にぶつかってしまう可能性があります。
力任せな扱い方をしてエスカレーターに負荷をかけてしまい、エスカレーターが停止したり、破損したりする場合もあるのです。
人混みでのスーツケースの扱いに注意
人の多い中でスーツケースを持ち運ぶときは、自分の体からできるだけ離さないようにしましょう。防犯の観点からもそうですが、誰かにぶつからないために必要なことです。
スーツケースとの間に隙間があると、あなたとスーツケースで大きなスペースを占めてしまう上、引いて歩こうという時に、距離のぶんだけ大きな力が必要になります。遠心力もかかります。その力がスーツケースを振り回すことになり、誰かにぶつかってしまうと危険です。自分が振り回したつもりがなくても、予想以上の力がかかってしまっているのです。
スーツケースはできるだけ離さず、自分にくっつけて、が基本です。たくさん人がいるなと思ったときは、持ち手を短くもち、自分の後ろではなく、できるだけ横に近い場所で持つようにしましょう。後ろで引くとスーツケースの状況が見えなくなりますので危険です。
人混みの中では皆、下が見えづらくなっています。大きなスーツケースであっても、急いで前に進もうとすると視界から外れてしまうのです。
後ろにいる人がスーツケースに当たってしまったり、絡んでしまったとき、その人も危険ですし、スーツケースを持っているあなた自身も衝撃に巻き込まれて危険になります。
エスカレーターを利用する時は
エスカレーターに乗るとき、スーツケースを後ろに置くか、前に置くかは人によって違うようで、マナーとして統一されてはいません。荷物を見ていたいので、前に置く人が多い傾向はあるようです。
トラブルを避けるために、前の人が前に置いていたら自分も前に置く、という考え方もあります。
荷物がぐらついた時、一番簡単に止められるのは荷物の持ち主である自分です。もし力で止める自信がないという場合は、上がりエレベーターでは前に、下りエレベーターでは後ろに置いて、万が一ぐらついた時に体で支えられるようにするのが良いでしょう。
そして持ち手からは手を離さず、もう片手ではエスカレーターの手すりをしっかり掴んでください。平気だと思っていても、荷物の重さに引っ張られて転倒してしまう可能性があります。
重い荷物でエスカレーターに乗ることは、思っているよりずっと危険なことだと思ってください。また、そもそもエスカレーターで大きな荷物を運ぶことは推奨されていません。自分の手にあまるスーツケースであったり、扱いに慣れていない場合は、エスカレーターは使わないようにしましょう。
少し遠回りになってもエレベーターであれば、安全に移動することができます。
旅の危険は意外と身近にもある
エスカレーターを中心に、スーツケースの扱いについて解説しました。
まとめると、荷物の入ったスーツケースはそれだけで重くて危険なものです。そして、扱いによってはもっと危険なものになってしまいます。実際に多くの事故が起こっており、大げさな話ではありません。
命にかかわる取り返しのつかない事故になったり、損害賠償を求められることがあります。自分自身が怪我を負うこともあります。人のためにも自分のためにも、注意してスーツケースを運びましょう。
できるだけ自分のそばに置いて、離さず、なにかあったときに止められるようにしておくことが重要です。スーツケースとの間に距離があるとそれだけ危険です。振り回す余地がないようにしておきましょう。
人混みの中で持ち運ぶ時は、誰の目からもスーツケースは見えにくくなってしまいます。自分の後ろでなく横や前に置いて、しっかり認識しておきましょう。
スーツケースとエスカレーターに乗るときには、絶対にスーツケースから手を離さず、そしてエスカレーターの手すりもしっかりと持って、安全を確保してください。扱いが難しい場合は、エスカレーターではなくエレベーターの使用を考えましょう。
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