2023.01.20

【中国編】出国/帰国時に必要な書類

日本出国前に必要なもの

まず、日本を出国する前にパスポートが必要になります。パスポートは一般旅券発給申請書に必要事項を記入し、申請に必要な書類を添付して、お住まいの都道府県のパスポート申請窓口に提出します。余裕を持って準備しておきましょう。

パスポート以外に健康状態を証明するための書類も中国渡航には欠かせません。中国税関出入国健康申告を出国前に用意してください。

まず、出国時刻の48時間以内にPCR検査を行います。PCRの検査結果、航空便情報、中国での連絡先（電話番号）が準備できたら申告に進みます。

中国税関出入国健康申告は出国前24時間以内に専用サイトで申請し、名前やパスポート番号などの記入を求められます。申請が完了すると2次元コードが通知されます。入国時にこのコードを提示するよう求められます。

さらに現在中国への渡航にはビザが必要です。渡航目的ごとにビザの種類が細かく設定されており、旅行の場合は観光ビザを申請します。もちろん旅券も忘れないようにしましょう。

滞在中に準備が必要なもの

滞在中は引き続きパスポートが重要になります。パスポートの内容に不備があればスムーズに滞在できません。中国のパスワード有効期限は日本と同じ6ヶ月ですが、いつ対応が変わるか分からないため、定期的に確認しておきましょう。また、パスポートは身分証明書としても利用できるので、提示する機会が多いです。常に取り出せるよう大事に保管してください。

中国国内を自由に観光する場合は中国各地の健康コードが必要です。これも申請してコードをもらうタイプの電子書類で、公共交通機関やショッピング施設、ビジネスオフィスを利用する際に提示します。

Wechatやアリペイのプログラムを介して申請でき、パスポート情報や滞在履歴の登録を求められます。

中国のお店でスムーズに支払いを済ませるために、クレジットカードもあった方が望ましいです。中国は数多くのカードブランドに対応していますが、万全を期すために2種類以上のカードブランドを用意することをおすすめします。カードによっては現地のATMで現金を入手できます。手軽に現地通貨を入手する手段として便利です。

海外旅行保険に加入しているなら、加入者番号と保険期間が明記された書類を用意しましょう。旅行中に怪我や病気にかかった際に無料で診察を受けられる可能性があります。

日本入国時に必要なもの

中国から帰ってきて日本に入国する際に必要となる書類はいくつかありますが、ほとんどは飛行機の中や、空港で作成する書類になります。

パスポートは入国時も必要で、入国審査の際に係員に渡します。パスポートで確認されるのはビザの有無と有効期限です。中国から帰ってきた方であればビザに関しては問題ありません。パスポートの有効期限についても出国時に確認されているので心配ありません。機内で記入した出入国カードはパスポートと同時に提出してください。

入国審査をパスすると荷物の受け取りです。受け取る前に携帯品・別送品申告書と呼ばれる持ち物について申請する書類を作成する必要があります。この書類は税関検査の際に提出するので記入漏れがないよう、良く確認しておきましょう。なお、スマートフォンがあれば電子申請することも可能です。電子申請のほうが手軽で早く済ませることができるので、ネットに接続された端末をお持ちなら、こちらを利用してもいいでしょう。

コロナの水際対策として出国前検査証明書も必要です。出国前72時間以内に受けたPCR検査で陰性だったことを証明する書類を用意しましょう。用意できない場合は機内でPCR検査を受けることになります。