2023.01.20

【航空会社・飛行機】LCC・MCC・FSCの違いは？

LCCとは？メリット・デメリットを解説

LCCとはロー・コスト・キャリア（Low Cost Carrier）の略で、日本語で言うと「格安航空会社」になります。このキャリアの特徴を一言で表すと「サービスがシンプルな代わりに格安」と言えます。

たとえばピーチ、バニラエア、ジェットスター、などがこれにあたります。飛行場にいくと比較的小さなくてポップな色づかいの機体をみたことはあるでしょうか？LCCは以下の特徴があり機体もサービスも座席も、そしてお値段も、基本的に「小さい」ことをイメージしていただくと分かりやすいでしょう。

メリット

・とにかく安い
・余分なサービスがない分節約できる
・片道航空券を安く買える

デメリット

・機内での食事やドリンクが有料
・荷物に制限がある。あるいは料金がかかる
・空港でのチェックインカウンターや搭乗口が遠い
・シートがせまめ
・座席指定が有料
・キャンセル料が高い、もしくはキャンセルができない

たくさんの場所に旅行に行きたいのでとにかく旅費を押さえたい、という時にはぜひご検討・ご利用ください。

MCCとは？メリット・デメリットを解説

MCCとはミドル・コスト・キャリア(Middle Cost Cattier)の略で、日本語では「中堅航空会社」とも呼ばれます。例えばスターフライヤー、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥなどがこれにあたります。

文字の通り、ちょうどLCCと、後に開設するFSCの中間に位置していて、サービスも価格も両方の中間あたり、両方のメリットを少しずつ良いとこどりしているというイメージです。「第3の航空会社」と呼ばれたりもします。

メリット

・SFCより安い
・早期割引がある
・ほとんどの路線でFSCと同じだけ荷物の持ち込みができる
・ほとんどの路線で座席指定が無料
・FSCと共同運航の路線の場合、MCCサイトからは全く同じサービスを格安で予約ができる
・シートも快適

デメリット

・ドリンクは無料と場合と有料の場合がある
・どれくらいお得なのかはっきりと分からない

節約しつつ、程よいプレミアム感のある旅行をしたい、長距離の旅行をしたい、FSCと組み合わせて何かあっても安心な旅行をしたい。そんな時にお役立ちの航空会社と言えるでしょう。MCCで最もおススメするのはFSCとの共同運航便をMCCサイトから予約することです。

FSCとは？メリット・デメリットを解説

FSC とはフル・サービス・キャリア (Full Service Carrier)の略で、レガシーキャリアとも呼ばれます。JALやANAがこれにあたります。

メリット

・機内食やドリンクなどが充実。もちろん無料
・緊急時にも対応が丁寧。キャンセルや遅延フライト時には提携会社も含め振り返え便やホテルの手配までしてくれる。
・キャンセルや変更などの手続きに対応
・期待が大きく、シートがゆったりしている
・LCCより多くの荷物を無料で預けられる
・映画や音楽などの機内エンタメが充実
・マイルが貯まる航空会社が多い
・就航地が多く、利便性が高い
・ラウンジがある

デメリット

・価格が高い
・実際はいらないサービスもある
・機体が大きいため、乗り降りに時間がかかる

FSCといえは、やはりその信頼の厚さが際立ちます。長距離飛行をするにあたって、荷物が多い、機内でできるだけゆったり過ごしたい、キャンセルや遅延など不測の事態にもしっかり対応してほしい、マイルをためたい、やっぱり安心が第一という方には、高品質なFSCをお勧めします。

自分の旅スタイルに合わせて選びましょう

一言に飛行機で旅行するといっても大きく分けてLCC・MCC・FSCの3つの選択肢があること、それぞれのメリット・デメリットをご紹介させていただきました。

「とにかく安く！短距離の飛行時間だから余分なものは一切要らない」というときはLCC
「中距離であんしんできるサービスも欲しいけど、そこまで高い金額は出せない」というときにはMCC
そして「なにより安心第一！長距離飛行だし、万が一の保証がしっかりしていることが大事！高い質のサービスが欲しい」というときにはFSC

このように、ご自身の旅において優先度を高くしたいことを基準に選択してみると良いでしょう。どの航空会社を選んだとしても、必ず予約サイトは隅々まで、最後までよく読むことが大事です。

旅行は日常では味わえない特別な体験ができる場所です。この記事が行先や目的に合わせて賢く飛行機を使い分け、たくさんの素敵な思い出を作るための一助になりましたら幸いです。たくさんの素敵な旅行が実現しますように。