【新幹線】スーツケースで移動する際の注意点

特大荷物スペースつき座席を知っていますか?


新幹線に大きな荷物を持ち込む際は、「特大荷物スペースつき座席」を予約する必要があるのをご存知ですか?具体的には、3辺の合計が160cmから250cm以内のものが特大荷物となります。

 

飛行機の国際線で、機内持ち込みすることができないサイズというとイメージしやすいでしょう。これらのサイズの荷物は棚や通路に置くこともできず、邪魔になってしまうのが問題でした。


そこで2020年5月から出来たのが特大荷物スペースつき座席です。指定席車両の最後部席には、後ろに荷物が置けるスペースがあります。これまでは離れた席の人もこのスペースにサイズが大きい荷物を置く人はいましたが、他の人の邪魔になったり、盗難等の恐れがありました。

 

特大荷物スペース付き座席では、自分が予約した指定席の後ろに荷物を置くので盗難等の心配がありません。荷物を置く際にはスーツケースなどはキャスターが動かないように固定をしましょう。


 

特大荷物コーナーつき座席とは?


2023年5月より、東海道・山陽新幹線の16両編成の車両に、「特大荷物コーナーつき座席」が設けられるようになりました。対象座席の最寄りのデッキ部分にある荷物置用の棚を利用できるサービスです。

 

荷物用の棚は上段と下段の二段に分かれています。上段が3辺の長さがそれぞれ80cm以内×60cm以内×50cm以内、下段は3辺の長さがそれぞれ80cm以内×60cm以内×40cm以内の荷物を置くことができます。それ以上のサイズの荷物については、「特大荷物スペースつき座席」を利用しましょう。
予約時には、「通路側の座席」が上段、「窓側の座席」が下段、という指定になるため、上下段の指定したい場合には間違わないように注意しましょう。

また、盗難防止のため、施錠機能を備えているので離れていても安心です。施錠・解錠には、ご自身の交通系ICカード等の非接触型ICカードを使用します。ただし、一部のICカードやモバイル端末は対応していないことがあるため、不安な場合は事前に確認しましょう。

 

スペース付き座席、またはコーナーつき座席の事前予約なしで特大荷物を持ち込む場合には持ち込み手数料1,000円が必要になりますので注意が必要です。
また、ベビーカーや自転車等のスポーツ用品や楽器に特は大荷物のルールは適用されません。


 

荷物棚に置く場合の注意点


新幹線の座席の上にある荷物棚を利用する際には、どのような注意点があるのでしょうか。荷物棚のサイズは車両の種類により多少前後しますが、奥行き:40cm〜45cm程度、高さ:30〜35cm程度、幅(長さ)は1人80cm程度までなら占有してよいとされています。


奥行きは多少オーバーしても置くことができるため、荷物棚における荷物は幅50cm×30cm×80cmくらいのサイズまでと考えられるでしょう。
荷物の上げ下ろしを行う際は、周りの人に十分注意し出来るだけ新幹線が停車している間に行う方が安全です。


また、荷物が重く自分一人では上げ下ろしが難しい場合は無理をせず、足元など別の場所に置くようにするか、乗務員の方に相談するようにしましょう。
荷物棚には傾斜がついており荷物が落下しづらいようになっています。また新幹線は大きく揺れたり、急ブレーキがかかることも少ないです。


しかし万一にでも揺れによって落下しないよう、棚に荷物を乗せるときには必ず安定した置き方を心がけ、荷物棚から大きくはみだすようなことがないようにしましょう。

 

足元に置く場合の注意点


普通席とグリーン車でサイズが異なるので、説明を入れていただけると助かります。荷物棚がいっぱいであったり、重くて荷物棚に置けないような荷物は足元に置くという方法もあります。

JR東海では、3辺120cm(55cm×40cm×25cm)程度の大きさの荷物であれば、普通車の足元に収納できるという見解をしめしています。このくらいのサイズの荷物であれば、足元に置くのもよいでしょう。

しかし、足と荷物を狭いスペースに置かなくてはならないため、下肢が圧迫されがちなことです。窮屈な座席で長時間同じ姿勢のままでいると、血の流れが悪くなり血栓ができ、痛みや腫れが生じたり最悪の場合は肺塞栓を起こす場合があります。
いわゆる。飛行機の長時間フライトでなりやすいエコノミークラス症候群とうものですが、新幹線でも注意したほうが良いでしょう。時々座席を立ち足のストレッチをすることをおすすめします。

また、キャスター付の荷物を置く場合は必ずキャスターにロックをかけたり、勝手に動かないように足で支えておくなど、新幹線の揺れで荷物が移動することのないようにしましょう。


隣の席に人がいる場合は迷惑にならないように配慮が必要です。
グリーン車の場合は、席も広いため大きな荷物をおいても迷惑になりづらく、スペースの余裕もあり快適に過ごすことができるでしょう。


 

特大荷物を持ち運ぶ際には事前の準備を

 

スーツケースを持参しての新幹線移動について、注意点などを紹介しました。
旅行などの際に、荷物が沢山入り移動も楽なスーツケースを愛用している方も多いでしょう。

スーツケースはサイズによっては荷物棚や座席の足元に置くことができますが、3辺の長さの合計が160cm以上の場合は特大荷物扱いです。特大荷物を新幹線に持ち込む場合は、事前の予約が必要となります。事前予約なしに持ち込んだ場合は、持込料金1000円がかかりますので注意しましょう。


ベビーカーや楽器などは160cmを超えていても特大サイズ荷物にはあたりませんが、自分の足元や棚にのせずに特大サイズ荷物スペースに置きたい場合は予約が必要となります。


自由席や一部の指定席号車には、この座席の設定はありません。
そのため、自由席のチケットで事前予約なく車内に特大荷物を持ち込みんだ場合は持込料1,000円のほかに特大荷物スペースつき座席への指定席変更料金も必要となるので気をつけましょう。


予約は、みどりの窓口の他、エクスプレス予約やスマートEXでもすることができます。


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