2023.01.20

【アメリカ編】出国/帰国時に必要な書類

日本出国時に必要なもの

アメリカに仕事や旅行で訪れる機会がある方も多いでしょう。しかし近年は新型コロナウイルスの影響もあり、出入国に際し必要な書類なども複雑化しているので事前の確認が大切です。

パスポートやチケット以外で、日本を出国する前に準備すべき書類はESTAです。ESTAは一般的な90日以内のアメリカ旅行や出張の場合のみ利用可能な電子渡航認証制度です。90日以上の長期旅行や出張、留学や就労を目的とする場合等はビザの取得が必要となるので注意がしましょう。

ESTAは出発の72時間前までにオンラインで申請を行います。パスポートとクレジットカード、Eメールアドレスが必要です。

次に必要となるのは公的機関から発行されたワクチン接種証明書、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)指定の宣誓書と情報提供書です。

宣誓書とはアメリカの法律に基づき、新型コロナウイルスの陰性証明書等の内容に間違いがないことを示すために署名するものです。チェックインの際に提示が求められるので、予め印刷して出発日までに記入しておきましょう。

情報提供書は米国滞在時の宿泊先や電話番号を記入するものです。書式は各航空会社によって異なります。

※こちらの情報は2023年1月28日時点のものになります

滞在中に準備が必要なもの

2023年1月現在、有効なワクチン接種証明書を保持している人については検査証明書の提出が不要です。ワクチン接種の条件を満たしていない場合は、引き続き検査証明書の提示を求められるため注意しましょう。

また、入国の際に行うファストトラック（検疫手続）にあたっては、事前にVisit Japan Webからの登録が必要です。利用しなくても入国手続きは可能ですが、利用しない場合は証明書等の書類確認を到着時の空港で行うことになるため、検疫手続きが長時間に及ぶ可能性があります。

アメリカに滞在中に、 Visit Japan Webのアカウントを作成しておきましょう。
入国までに審査完了するためには、搭乗便到着予定日時の6時間前までに申請が必要です。

日本政府が認めたワクチン接種証明書を保持しておらず、検査証明書を発行する場合にはPCR検査場にいく必要があります。出国前72時間以内の検査証明書が求められるため、検査にかかる時間などをきちんと確認して余裕をもって準備をしておきましょう。

日本入国時に必要なもの

アメリカから日本に帰国・入国するにあたって必要なものについて確認していきましょう。
まずは航空券と有効期限内のパスポートです。航空券とパスポートの名前名義は一致している必要があります。万一アメリカ滞在中にパスポートの有効期限がきれてしまった場合には、日本大使館又は総領事館でパスポートの切替申請が可能なので相談しましょう。

次に、新型コロナウイルス感染拡大防止のため日本入国時には日本政府が認めたワクチン接種証明書もしくはPCR検査で陰性である証明書の提示が必要です。ワクチン接種は3回必要となりますので注意しましょう。

事前にVisit Japan Webからの登録を行っていた場合にはスマートフォン等の画面を見せるだけで手続きできます。スマートフォンを持っていない等の理由でVisit Japan Webを利用しない場合は、厚生労働省のホームページから質問票を印刷し、回答の上提示する必要があるので注意が必要です。

PCRの検査証明書は、出国前72時間以内のものが必要となりますが搭乗予定の便が遅延等により、出発時刻が検体を採取した日時から72時間を超えても24時間以内であれば再取得の必要はありません