【トラブル】旅行先でスーツケースが壊れた場合の対処法

まずは、壊れた状態を写真で撮っておく

 


荷物を預ける前には破損していなかったスーツケースが壊れていることを確認したら、即座にスマートフォンなどで写真を撮っておきましょう。この写真があれば空港側がスーツケースを管理している際に壊したことを証明できます。

スーツケースが破損したことを申し出る先は航空会社になります。事故に関する申請書と一緒に写真を提供できれば事故証明書を発行してくれます。

 

この証明書さえあればスーツケースの修理代金を航空会社が負担してくれるので、高額なスーツケースが破損していた場合は忘れずに申し出ましょう。申請先は空港ごとに異なるため、総合窓口などに問い合わせてください。

 

ほとんどの空港では荷物を受け取るターンテーブル近くに申請窓口が設置されていることが多いです。海外の空港でも同じように対処してくれます。

 

「Baggage Information」と書かれた窓口を探してスーツケースが破損していたことと、事故証明書が必要なことを伝えましょう。窓口が見つからない場合は地上係員に問い合わせ先の窓口の場所を聞いてください。

 

ただし、なかには働いて日が浅いためか場所を知らなかったり、間違った情報を教えられる場合もあるので、確認のためになるべく複数の係員に話を聞くことをおすすめします。

 

また、空港を出てしまった後の申請だと、空港側が破損の原因であると認められない場合があります。荷物を受け取ったらすぐにスーツケースの状態を確認する癖をつけ、もし故障していた場合は空港を出る前に申し出るようにしましょう。

 

鍵が壊れた場合の対処法

 


旅行中にスーツケースの鍵が壊れてしまった時の対処方法は状況によって異なります。空港で故障を確認できたなら構内のリペアショップに依頼して鍵を開けてもらいましょう。リペアショップはアクセスしやすい場所にあることが多く、開錠の他にも油さしや合鍵の作成までお願いできます。

 

鍵のかかりが悪かったり、上手く鍵が抜けないなどのトラブルが頻繁に起きるケースでも頼りになるでしょう。日本であれば空港外の鍵屋に開錠を依頼することもできます。

 

また、ターンテーブルから受け取ったスーツケースの鍵が壊れていた場合、鍵の破損を申し出ることで鍵の開錠とスーツケースの交換をしてもらえるケースもあります。

 

おすすめはリペアショップです。鍵を壊すことなく開錠してくれるので、お気に入りのスーツケースを引き続き利用できます。海外旅行中に空港以外で鍵が壊れてしまった場合は空港まで戻ってリペアショップにお願いするのがおすすめです。

 

国外の知らない鍵屋を利用するのは安全上の問題がありますし、依頼した鍵屋が鍵を壊して開かなくなってしまうケースも考えられます。また、万が一の時に備えて、緊急時の開錠方法が設定されているケースを選ぶのも対処法になるでしょう。

 

キャスターが壊れた場合の対処法

 


旅先でキャスターが壊れた場合は滞在期間によって修理するかケースを交換するか決めましょう。修理業者にもよりますが、キャスターの修理には1週間以上かかる場合があります。滞在期間が短い場合は修理が間に合わないため新しいものを購入するのがおすすめです。

 

依頼したその日に修理できる場合もありますが、部品の取り寄せが必要になるので時間がかかることが予想されます。強引な修理で規格外のキャスターを取り付けても結局壊れてしまうので、スーツケースを使い続けるつもりなら正規の部品が届くのを待つべきです。

 

滞在期間が長い場合は、パーツが届くのを待つ猶予があるため修理がおすすめです。経費も1万円以下でおさまるケースがほとんどです。ただし、高級ブランドの製品であれば相場の倍以上かかることもあるので注意してください。修理業者には契約前に見積もりを依頼して、予算におさまるか確認しましょう。

 

修理業者を利用できない場合は補助のキャスターで対処できないか試してください。小さなキャスターが付いていて、スーツケースの向きを変えると、そのキャスターで平坦な道であればなんとか運べることもあります。ただし持ち運びにくいので、旅の途中で買い替えることを検討してください。

 

新しい代替品を調達するのも一つの手

 


国内旅行中にスーツケースが壊れた場合は比較的気軽に修理業者を呼べますが、海外の場合は業者に頼れないケースも少なくありません。

 

観光地の近くや大きな駅の近くにはスーツケースの故障などの観光客に起こりがちなトラブルを解決してくれる業者の店舗や露店を見かけることがありますが、スーツケースの中身をすり替えられるリスクがあるため、地域によっては安易に頼れません。

 

そんな場合は思い切って新しいスーツケースを購入するのも選択肢のひとつです。とくにトップハンドルが抜けた場合など、素人が対処できない壊れ方をしてしまったら、買い替えを前提に検討しましょう。あえて自己流の修理をしないことも大切です。直せる故障品に留めることができ、引き受けてもらいやすくなります。

 

問題は壊れたスーツケースの処分ですが、これは利用している宿泊施設のオーナーに掛け合いましょう。スーツケースの品質が高ければ喜んで引き受けてくれます。その場合はスーツケースの中身を空っぽにしておくのがマナーです。また、後腐れないように故障個所を説明しておくことも大切です。他にはホテルのフロントや清掃員などの従業員に処分を頼む方法もあります。その場合はチップを多めに支払いましょう。


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