2023.02.27
【出張】スーツケースの中で靴の型崩れを防ぐには
スーツケースの中に革靴を入れるには
革靴をスーツケースに入れて持ち運ぶ場合はシューズケースを活用しましょう。そのまま入れるとスーツケースや一緒に入れた物を汚すことがあります。汚れを落としても革靴特有の油分が周囲に付着してしまう可能性があるのでおすすめできません。
逆に革靴がスーツケースと擦れて傷つく場合もあるでしょう。
シューズケースに入れておけば周囲を汚す心配がありませんし、靴が型崩れしたり傷つくのも予防できます。靴を出し入れするのが楽になるメリットも見逃せません。
シューズケースにはいくつか種類がありますが、イチオシはパッカブルタイプのものです。使わない時は折りたたんで小さくできるため場所をとりません。旅行や出張では荷物が増えることもあるので、省スペースに配慮したシューズケースを1つ持っておくと役立つでしょう。
シューズケースの素材も吟味してください。パラグライダークロスのような軽くて摩耗に強い素材が最適です。
スーツケースに収納する場合は型崩れしないように靴の中に詰め物をしてからシューズケースにいれてください。入れる場所はスーツケースの上側にしましょう。どちらが上になるか分からない場合は、重い荷物と逆側に置くようにしてください。
出張に便利なおすすめアイテム・プラスチック製シューツリー
靴のメンテナンスに欠かせないアイテムといえばシューツリー(シューキーパー)です。木製でピノキオの足のような見た目をしているシューツリーは靴の型崩れを効果的に防ぐだけでなく、除菌や消臭にも役立ちます。
期間が限られた出張でシューツリーのような靴を保管する際に使う道具を利用する理由は、持ち運びの際に起きやすい圧迫による型崩れを予防できるためです。靴の中に丸めた紙を入れて置くだけでは、継続的に圧力がかかった際に靴がヨレてしまいます。木製で頑丈なシューツリーなら周囲から強い圧力を受けても形を維持できるため型崩れの心配はありません。
さらに靴の内部にスペースを作ることで、靴の内部に湿気がこもるのを防いでくれます。スーツケースから靴を取り出して、すぐに履いても嫌な感じはしないでしょう。
気になるのは重さです。サイズはありませんが木製のため片方だけでも400gほどあります。一式で800gを超えることもあるでしょう。
出張ではスーツケースを持ち歩くことになるので重い物は厳禁です。そこで木製よりも圧倒的に軽いプラスチック製のシューツリーを使いましょう。一式でも100gほどしかありません。もちろん機能性に大きな違いはありません。
宿泊先に着いたらするべき事
旅行先や出張先の宿泊施設に着いたらスーツケースから革靴を取り出して入念に状態を確認しましょう。シューズケースに入れておいた場合でも、ケースに使われている素材によってはホコリや繊維くずが付着している可能性があります。
ホコリや繊維くずが靴の油分を吸収してしまうと、そこだけ乾燥しやすくなるため、ヨレや色ムラといった素材の変質が起きやすくなり危険です。
念のため革靴用のブラシでブラッシングして、グローブクロスで靴を磨いておきましょう。
手袋タイプのグローブクロスなら手を油分で汚すことがないので、出張先のわずかな時間でもメンテナンスができます。ブラシは馬毛のものが椿油や天然蜜ロウといった天然の油分が含まれていることが多いためおすすめです。
時間に余裕がある場合は靴クリームを塗りましょう。汚れ落としの機能も備わっているクリームだと、より仕上がり具合がよくなります。
最後はグローブクロスを再度使って丁寧に磨き上げます。これで靴のメンテナンスは完了です。通気性のいい場所に靴を置いて休めておくといいでしょう。万全を期すならシューツリーを使ってください。
一連のメンテナンスは宿泊施設で一息つく前にザっと済ませることをおすすめします。
いつも綺麗な靴で移動するために
出張では革靴を持ち運ぶことが多くなりがちです。移動が長くなるため、歩くことに必ずしも最適化されていないビジネス用の革靴の代わりに、移動時はウォーキングシューズを選びたいところです。
しかし、スーツケースに革靴を入れて持ち運ぶと思いのほか容易に型崩れが起きます。とくに飛行機を使った移動では、荷物を航空会社に任せるためどう扱われるか分からず、手元に戻ってきたスーツケースを開けて革靴を見たらヨレていることも珍しくありません。
こういったトラブルに対処するには、シューズケースとシューツリーを使った万全な対策が必要です。シューツリーは型崩れに対して絶大な効果を発揮してくれるので、スーツに入れる荷物が多い場合は、ぜひ検討してください。シューズケースは左右で別々に入れられるものがいいでしょう。
一緒にいれると中で擦れて傷が付く場合があります。出張先で余計な仕事を増やさないためにも、シューズケースは左右別々で摩耗に強い素材のものを選んでください。
宿泊施設に着いた後の革靴のメンテナンスは収納時に付着したゴミを取り除く作業がメインになります。グローブクロスとブラシを使った基本的な掃除は最低でもやっておきましょう。
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