長時間のフライトで疲れを癒す方法3選

自分の好きな座席を確保する

 


飛行機に乗っている時間を出来るだけ快適に過ごすためには、座席選びが重要です。飛行機には窓側の席、通路側の席、また前側の席と後ろ側の席がありますがどの席がよいのでしょうか。

 

窓側の席は、窓から景色が良く見えるため外が見たい方や退屈しがちな子供におすすめの席です。壁にもたれかかることもできるので、もたれて眠りたいという方も窓側の席がよいでしょう。ただしデメリットとして、トイレに行くときや荷物を棚から取り出したい時などに通路側の席にいる人に声をかけなくてはいけない点があげられます。


通路側の席は、トイレに行きやすく寒さも感じづらい、客室乗務員の方にも声をかけやすいとメリットが多くおすすめの席です。デメリットとしては、窓の外が見えづらいこと及び窓側の席にいる乗客がトイレ等の際に席を立たなくてはならないことです。特段外が見たいなどの事情がない場合は、通路側の席にしておくのがよいでしょう。


また、前方と後方では、前方の席の方が揺れが少ないため快適に過ごすことができます。ですが前方の席はファーストクラスやビジネスクラス等高額の席が配置されていることが多いため、予算の範囲内で検討してみるのをおすすめします。

 

水分をこまめに摂るようにする

 


飛行機の中は、とても乾燥しており湿度は10~20%以下とも言われています。
そんな機内では水分をこまめに補給することが大切です。トイレに行くのが面倒だから水分はあまりとりたくない…という方もいますが、適切な水分補給を怠るとエコノミークラス症候群の危険性があります。


エコノミークラス症候群とは、飛行機の狭い座席に長時間座っていることで足の血行不良を起こし、血栓ができることで引き起こされる疾患です。出来た血栓が肺に詰まると肺塞栓などを起こし最悪の場合死亡することもあります。
エコノミークラス症候群の予防には、適切な水分補給をして血液がドロドロにならないようにすることが大切です。


水分補給の際には、出来るだけ麦茶や水などノンカフェインのものを選び、紅茶やコーヒー、烏龍茶などカフェインが含まれるものは避けたほうがよいでしょう。カフェインが含まれている飲み物には利尿作用があり、体の水分量を減らしてしまうからです。


アルコールも同様に利尿作用があるため、出来るだけ控えましょう。
カフェインやアルコールが含まれる飲み物を飲む際には、それらとは別にノンカフェインの飲み物で十分な水分補給を行うことをおすすめします。

 

体を動かす時間を設ける

 


トイレに行く機会を増やす(歯磨きも含めて)なども入れていただけますと幸いです。エコノミークラス症候群の予防には、「立ったり座ったりする」「歩く」など、体を動かすようにすることが効果的です。


体を動かすことで、筋肉が伸び縮みし血行が促進されてエコノミークラス症候群の原因となるうっ血を改善することができます。席に座っている間に首を動かしたり背伸びをしてみたり、足を動かしたりマッサージをしてみたりすると気分転換にもつながってよいでしょう。足の指を動かすだけでもエコノミークラス症候群の予防に効果があるといわれています。


また、座席が狭くてどうしても自分の席では動きづらいという場合は、なるべくトイレに行く回数を増やすように心がけましょう。時間を決めて定期的にトイレに向かうことで、自然と体を動かしエコノミークラス症候群の予防につなげることができます。トイレに行くために水分を多めにとることにもなるので、一石二鳥です。また機内食の後には必ずトイレに歯磨きにいくなどと決めておくのもよいでしょう。


トイレに向かった際、余裕があれば近くの通路で膝の曲げ伸ばしなどのストレッチをするのもおすすめです。体を動かしやすいように、飛行機に乗る際には体を締め付けないゆったりとした服装を心がけましょう。

 

体内時計を現地時間に合わせるように過ごす

 


時差のある海外に行く場合などは、時差ボケの対策をする必要があります。
時差ボケとは、体内時計の乱れから眠気、頭痛、疲労感や倦怠感などの様々な体の不調が引き起こされる現象です。

 

長時間のフライトでは太陽光を十分に浴びる機会がないこと、また時差により睡眠をとるタイミングも変わってしまうため、体内時計のバランスをとるのが難しくなってしまいます。


時差ボケは日本から東の方向(アメリカなど)に移動したとき及び5時間以上時差がある場所に移動したときに起こりやすいです。また、毎日規則正しい生活をしている朝方の人や、若い人よりも中高年、内向的な人に起こりやすいといわれています。時差ボケ対策には、可能であれば出発前に徐々に現地の時間に体を慣らしていくのがベストです。


アメリカなど東に向かう際には少しずつ早起きをするように、ヨーロッパなど西へ向かう際にはその逆に遅く寝て遅く起きるようにします。


飛行機の中では、乗ったらすぐに現地の時刻に時計を合わせましょう。食事や睡眠も現地の時間に合わせてとると効果的です。現地についたら、出来るだけ早く太陽光を浴びることによって体内時計をスムーズに現地時刻に合わせることができます。


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